テキストボックスとは文字を好きな位置に配置するレイアウト領域(枠)のことで、横書きと、縦書きの2種類があります。
このページでは、Word2010(ワード2010)を使ってテキストボックスの使い方を説明しています。
- [テキストボックスの挿入例]
- 年賀状作成では、テキストボックスを使い、謹賀新年・挨拶文・年号・差出人などを自由な位置に配置できます。
配置したいところにテキストボックスを挿入します。
(縦書きボックスの例)
1.テキストボックスを選択する
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- 「挿入」⇒「テキストボックス」⇒「横書きテキストボックスの描画」・「縦書きテキストボックスの描画」を選びます。
- 1・テキストボックスを挿入する
- @[テキストボックス]をクリックし、「横書きテキストボックスの描画(D)」をえらびます
- A挿入したい位置にマウスポインタをもっていき、マウスポインタの形が十字になっているのを確認してドラックします。
テキストボックスが挿入されます
2・テキストボックスを文章のなかに挿入する
- ※word2010(ワード2010)では文章の中の一部分をテキストボックスとして独立させる事が出来ます。
テキストボックスは、ページの中に小さい用紙を、貼り付けるようなものです。
文章の一部を、強調したり,アクセントをつけたりするときに、利用するとよいです。
下の文章の一部分をテキストボックスに独立して、みます。
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本文の中のテキストボックスで表示したい処を選択します。
「挿入」をクリック⇒「テキストボックス」をクリックし、メニューから「横書きテキストボックス描画(D)」を選ぶ |
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- @本文にテキストボックスが挿入されました。
A挿入したら、テキストボックスとして、いろいろ編集できます。
テキストボックスを編集します。
- A 中央揃えの設定
- 「ホーム」をクリック⇒中央揃えを選びます。
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「使用する材料 4人分」を、選択して「ホーム」タブをクリック⇒中央揃えを選びます。
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- B均等割り付けを設定
- 1・均等割り付けする箇所を選択して、「ホーム」タブをクリック⇒均等割り付けをクリックします。
- 2・「文字の均等割り付け」のダイアログボックスが表示されます。
- 3・均等割り付けする最大文字数の「4字」をいれ「OK」をクリックします。
- 4・4文字の均等割り行けが設定されます。
- C 図形にスタイルを設定
- テキストボックスを選択します。
「書式」タブ⇒「図形のスタイル」の下▼をクリックして「パステル・オリーブ・アクセント3」を選びます。
- グリーンの「グラデーション」が設定されました。
Dテキストボックスの色や枠線を変更する
テキストボックスの色や枠線の色、太さ、スタイルを個別に設定するには、テキストボックスをクリックして「図形の塗りつぶし」や「図形の枠線」で設定します。
- テキストボックスに文字を入力します。
- テキストボックス内にカーソルが表示されていることを確認して文字を入力します
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- 横書きテキストボックスで入力した文字を縦書きに変更することができます。
- @変更したいテキストボックスを選択します。
A「書式」⇒「文字列の方向」を、クリックして「縦書き」をえらびます
B縦書きの図形の角で、カーソルをクリックして+を、左下方向へドラックして、縦方向の枠を調整して中央揃えにします。
- テキストボックスに入力した文字を自由に配置することが出来ます。
- 横列を揃える方法
テキストボックスを選択して、「ホーム」⇒「中央揃え」選択すると文字列が中央に)揃います。
縦列を揃える方法
中央に揃った文字列を「書式」⇒「文字の配置」クリックして、「上下中央」を選ぶと文字列が中央になります。
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- テキストボックス内に文字を入力したときに、テキストボックスが小さかったり、大きすぎたりする時はサイズを変更することができます。
- 1.サイズの縮小 (テキストボックスが大きすぎて余白が多くできるとき)
2.サイズの拡大 (テキストボックスが小さすぎて文字が全部入力出来ないとき)
- 入力した文字等を好みの位置に配置したいときは、テキストボックスを移動します。
- テキストボックスの枠線の上にマウスポインタを重ねると、十字矢印に変わるので、そのまま移動したい位置までドラックします。
- [テキストボックスの書式設定]には、「図形の書式設定」と「フォントの書式設定」とあります。
- 1・ テキストボックスの図形をいろいろ設定します。
「書式」タブ⇒「図形のスタイル」の右下▼をクリック⇒「図形の書式設定」ダイアログボックスで塗りつぶし・線の色・影等を設定す
テキストボックスの背景色は、標準が青色ですが、塗りつぶしの色を変えたり、塗りつぶしなし(透明色)にすることができます。
- テキストボックスの、塗りつぶしの色を変える方法。
「書式」⇒「図形の塗りつぶし」下▼をクリック⇒色パレットから、好みの色をえらびます。
- 透過性の設定方法
「書式」⇒「図形の塗りつぶし」下▼をクリック⇒「その他の色(N)」クリックします。
「色の設定」ダイアログボックスを表示⇒「透過性」50%にすると色が半減します。
- 背景白にする方法
「書式」⇒「図形の塗りつぶし」下▼をクリック⇒「テーマの色」の白を選びます。
- 背景を透明にする方法
「書式」⇒「図形の塗りつぶし」下▼をクリック⇒「標準の色」の「塗りつぶしなし(N)」を選びます。
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オレンジ、アクセント6、黒+基本色25%
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透過性 50%の色
「塗りつぶしの色」の透過性の、割合により色の濃淡が出来ます。 |
背景色、白色
普通、テキストボックスに、利用します。
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塗りつぶしなし
「塗りつぶしなし」にしてテキストボックスを、図形に重ねた場合テキストボックスが透明になります。
(ガラスの上に文字を書いたと同じです)
文字の色を白にして、写真の上に置けば写真が透けて見え、写真の説明に使えます。 |
- テキストボックスの「線の色」、「線の太さ(W)」、「線の実線/点線(S)」を変えたり、線なしにすることができます。
- テキストボックスを選択してから編集します。
- 線の色を変える方法
「書式」⇒「図形の枠線」下▼をクリック⇒「テーマの色」から好みの色を選びます。
- 線の太さを変える方法
「書式」⇒「図形の枠線」下▼をクリック⇒「線の太さ」を選びます。
- 線の実線/点線を変える方法
「書式」⇒「図形の枠線」下▼をクリック⇒「実線/点線」から、好みの線や、点線を選びます。
- 線なしにする方法
「書式」⇒「図形の枠線」下▼をクリック⇒「線なし(N)」を選びます。
- テキストボックスを他のテキストボックスや図などと重ねたいとき、思うように動かないときがあります。
そのような時に[レイアウト]の[折り返しの種類と配置]を使います。
- [行内]、[四角]などはテキストボックスを文字列の行内に四角にくりぬいたような状態で挿入されます。
- 重ねるときなどは、[背景]や、[前面]を使うと良いでしょう。
テキストの折り返しについての詳しい説明はこちら→「テキストの折り返し」
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